小麦粉は、用途にあわせて、強力粉(パン、ギョウザ、中華めん、ピザなど)、中力粉(うどん、料理など)、薄力粉(ケーキ、菓子、天ぷら、料理など)の種類を確かめて買いましょう。
また、必要なだけ買うのが上手な買い方です。開封したら、できるだけ早く使いきってしまいましょう。こうすると、虫やカビからの害をまぬがれ、いつもおいしいお料理が楽しめます。
小麦粉は、ほかのニオイ(洗剤、灯油、化粧品など)がつきやすい性質を持っています。ニオイの強いものと一緒に保存するのは避けましょう。 風味がそこなわれ、せっかくのお料理も台無しになります。
小麦粉は、湿気に敏感です。
保存は、涼しい乾燥した場所に。湿気は、虫やカビの原因になるだけでなく、品質そのものを変えてしまいます。
開封した小麦粉は、虫や異物が入らないに、開封部分をしっかりと締めましょう。缶やビンなどの密封容器に移しかえるのも、上手な保存方法です。
小麦粉など穀物につく虫は、私たちの生活環境のいろいろなところにいますので、小麦粉へ侵入しがちです。家庭内では、台所の棚、流しの下の収納庫、押入れの奥、畳の裏、本箱などによくいます。そのためにも、きちいんと密封して保存しましょう。
これらの虫は、ハエ、ゴキブリなどの衛生害虫とは違って、もし誤って食べても特に害はありません。
小麦粉は、よくふるってから使いましょう。ふるった小麦粉でつくったお料理やお菓子は、上手においしくできあがります。ペーキングパウダーを使う時は、粉と一緒にふるうと均一にまざります。
小麦粉は、その料理に必要な量だけ粉から取り出すようにしましょう。天ぷらやフライなどで肉や魚にふれた小麦粉は、その切れはしが入ったり、水気を吸ってカビやかたまりの原因になることがあります。一度使った小麦粉は、もとに戻さないようにしましょう。
油で揚げるお菓子などを作るときは、次のことを必ず守ってください。そうしないと、生地が破裂して油が飛び散り、やけどをする危険があります。
小麦粉のプロがお教えする、小麦粉のお話。
小麦粉を上手に活かして活用してください